飯田橋にはさくら本店というわたしにとって隠れ屋的な店があって、看板なんかどこにあるの? と思われるくらい地味な店なのですが、ここが味噌です。
通り掛かるたんびに限定50食とかとあって、混む12時の時間帯を避けていたら、いつも完売となってしまいます。みんなおいしいものが食べたがりますよな。
これまでに一度成功して店に入ったことがあり、その後ろに来店のお客が断わられたのに出くわしたのでした。その体験自体は、おいしさが倍増された味わいな気がしました。選ばれし者、なおさら食べなくちゃ。
おかずの中身はみんな同じなのに、器だけそれそれ違うのは、ランチでの贅沢感が漂います。
食べてみたら、やはりただ普通の美味だけではなかったのだ。ボリュームもそこそこあって、味は揚げ物でもあっさりしていて女性のお客も多くみかけます。
「今日のメニュー」にはひとつしかなくて、揚げ物に煮物に味噌汁、メインの一品が加わります。この味噌汁はね、冷めたお湯をインスタントのそれに入れるようなものではなく、ポコポコ沸き立てたような、舌がヤケドしそうな、素人の作った味噌汁では決してではなしに、ちゃんとした弱火であたたかくしておきながら、空気に触れてちょうどの暖かさでお椀に注いだおふくろの味そのものなのでした。ここまで満喫してプライスレス。
店に入ったら、ひとつとかふたつという頼み方なので、有無いわさずだけど安心して食べられる店の「自信作」でしょうね。好きな人だけ来てくれればいいのです。当たり前ですけど。
いただきます! もう!! ったらありゃしない思いでした。九百円なのに、その美味はともかく10分か15分待たされたりもするのにそのあとに付いて来るのはなんと満腹満足の贅沢感のみではないか。おなかも心もご馳走様。
こうやって元気づけされてまた一日頑張ろうと思えるお昼は真のご馳走かもしれません。そう来なくちゃね。
来週から新しい職場になります。飯田橋は遠くになりけり。
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