個人ではじめる、小さなカフェ

―自分らしいカフェをつくった15人のストーリー

カフェ開業の皆様はとても個性的で、読んでいて行ってみたくなるものばかりです。本の作りもとてもそれを尊重しており、それぞれの個性を最大限に活かされたページ作りになっています。とても参考になりました。また、自分でもこんなのが作りたいという気持ちをさせていただきました。店の作り方から、メニューの作成、開業資金の詳細、コラムどれも型がありながら、まったく違うものを持っているので、面白く読ませていただきました。

ひとつだけ気になるのが、紹介ページの次にめくると、見開きで店のメニューの紹介となっていますが、いきなり紹介から別世界に入り込んで、また店の紹介に戻っていくのにはちょっと流れ的には遮断された思いがしました。全体的には大して影響はないと思いますが、最初集中するにはすぐに紹介の文章に入りたい気分でした。

ストーリーを読んで店であいたいぜひ15人の個性的な店の物語です。

個人ではじめる、小さなカフェ―自分らしいカフェをつくった15人のストーリー

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Posted in food, review at January 3rd, 2010. 1 Comment.

イエスタデイ、ワンスモア

作成日時 2006年06月18日 22:44

 よくもメイキングのインターヴューでは、監督と主演のふたりは延々と愛について語っていたと思った。実際の「熱演」のほうで見せてくれたら語らなくても観客は受け取ってくれるだろうに。ファッションセンスの悪さ。スポンサーだけが目立って張本人の着こなしではちっとも良さを伝えていない。
 どうも、香港映画や韓国映画に関しては、とにかく毒づいてしまうのだ。お笑いものとして楽しむのだが、映画としてはどうかという気がするけれど。

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Posted in review at January 24th, 2009. No Comments.

読書:冷静と情熱のあいだ―Blu

作成日時 2006年06月15日 21:59

 この1冊、何十回読み出したことか。ほとんど第1章止まりで、挫折の連続。

 なんというのだろう、ぼくちゃんの丸出しで、こちらはまったく感情移入できない。雰囲気も味わえないまま、ずっとほっておいたままだった。だけど、最後まで読まなくちゃとちょっとがんばってみた。

 やはり好きになれない。理由がわかった。語りの技術はあまり私好みではないこと、書かないことでかえって効果的という方法ではないこと、すべてあからさまに文字にしてしまうこと、その全てがなにひとつ良さとして見ることができない。

 日本語的な問題だけど、「わたし」を書かないことで、じつは全てわたしは主語になって中心になるわけだから、受け身やられる・されるという文体をもって「個」を表す日本語の文体ではないせいか、主人公の中心が見えてこない。あやふやで意識的疲労を感じる。多くの「ぼくを」というその形で表現しているが、魅力が感じられない。だからか、外国語に翻訳されると、受賞したりする。

 とにかく、読みたかったのは、女主人公のあおいは、どういうふうに現れているのかだけだった。最後の最後、読まなくても良さそうだなと本を閉じた。2度と読むことはないだろうなという気がしてならない。

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Posted in review at January 19th, 2009. No Comments.

読書:冷静と情熱のあいだ―Rosso

作成日時 2006年06月13日 23:12

 何回読み返したことか。落ち込んだりすると、ついに手に取って読むベストファイヴなのかもしれない。なにが良かったのかも説明できない。善し悪しというよりも、その空気に浸って流れる時間を享受したいような、そんな心境なのかも分からない。

 女主人公の、帰る場所がない。

 一時期、わたしもそんな孤独な思いこみをしたことがあって、この一冊を読むと、心に繋留していた孤独が安定した海港に舫われていたように感じる・・・。だから、また揺れはじめると、まずこの一冊を読んで静めていく。

 そこに帰すべき安心をわたしは持つことができると、ストーリーのエンディングはいっこう来なくてもいいとさえ思える。空気のような過程そのものが大事なのだと、この本がそれを教えてくれた。

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Posted in review at January 19th, 2009. No Comments.

読書:空中庭園

作成日時 2006年06月12日 22:41

 この小説を読んだあとのその、ドライな絶望感が気になる。角田光代の小説はやっと少し分かってきた気がする。

 前後していたが、先に読了した彼女の「対岸の彼女」を読んだあとに残る絶望感は、今回の「空中庭園」ほどではなかった。やはり若い時のほうが絶望的なのかしらん。「対岸の彼女」は、まだ潤沢な絶望感だったと思う。エンディングは希望を感じるというひとがいるようだが、わたしには悲しいけれど少し自己欺瞞に近い絶望感が「対岸の彼女」にはあるように思われる。故ナンシー関が比喩した、日本人の超えられない和室にある畳の広さを思い出した。

「空中庭園」。この小説に出てくる平凡なひとの視線とこの逆らえないサダメにある生活。角田の小説の根底に流れているそれが見えている。そこで一般的な日本人を垣間見ることができる。

 そうだ、いわゆる根底にある日本人の絶望感って、儚さだったのだ。

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Posted in review at January 16th, 2009. No Comments.

読書:雨の日と月曜日は

作成日時 2006年06月10日 00:28

 どこか自分と同じことを考えているようなので、少し発見している部分もあるけれど、自伝的要素が多すぎると、読むわたしが自己嫌悪に陥ってしまう。

 読めば読むほど、ひとりの平凡な生き方をずっと聞かされているような感じがする。抽象的な話も延々と出てきて、どんどん飛ばしてしまう。わたしは自分がイヤになる。そんなブルーになるように相応しいタイトルだったとは思う。

 やはり小説が読みたい。

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Posted in review at January 15th, 2009. No Comments.

読書:恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。

作成日時 2006年06月08日 12:52

ブルームブックスのHPで連作されて単行本としてまとめたものだ。今でもブルームブックスHPで、コラム日記みたいなもの、「日々のふち」を連載しているようだ。

 38歳といわれても、まだ可愛い感じがする。文章のせいだろうか。

 内容は三つに分かれているけれど、内容的にはどれでもあてはあまるような日々のことをつづっている文章。旅にでよう、がいちばん長く読み応えがある。些細なことを面白く書けるのは、能力よりもやはり肉体労働なのだ。時間が要る。

 ひとつ特別に驚きを覚えたのは、「五年後のごはん代と今日のごはん代、どちらが切実?」。いわゆるすぐに人を騙すアジア的な商売は下手だという。日本人は基本的あまりしない。つづかないのがわかっているからだ。

 たしかに、アジアでは騙し騙されのあれは、わたしもすごくいやな思いがしてきたので、反応のしようのないことだけど、それが今でも中国でさえも続いているのは、貧乏のせいじゃないかなと思う。貧乏の時には、目の前のメシが一番切実だからだ。

 そう考えると、歴史の長さは、文化の高さとはカンケイないとさえ思えてくる。

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Posted in review at January 14th, 2009. 2 Comments.

読書:喜びは悲しみのあとに

作成日時 2006年06月04日 00:41

『友がみな我よりえらく見える日は』前作がよかったのと、ルポルタージュは、どうやって継続できるのかギモンに思っているから、読むことにした。

池澤夏樹も批判したことがあって、ノンフィクションを書く際の本人が現場にいないのに、違う場所で想像された話を盛り込めるのは、すでにフィクションの領域になってしまうはずだ。『喜びは~』も同じで、書き方は飽きさせないやり方でいろんなアプローチをしているが(一人称だったり、主人公になりすましたりとか)、果たしてそれはルポルタージュの世界なのかどうか。

それをのぞいては、基本的に読み応えがある1冊だ。

ちなみに、タイトルは、Bitter comes with sweetから来ている。

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Posted in review at January 14th, 2009. No Comments.

DVD:この胸いっぱいの愛を

作成日時 2006年06月04日 00:01

 あまり邦画を観ないと、あとでついて行けなくなることを思うと、なぜかちょっと観ておきたい気持ちになる。

『この胸いっぱいの愛を』。だいたいこういうタイムスリップの話はあまり魅力を感じないのだが、よっぽど良いアイデアがあれば話がべつだけど(会いに行きますは良かった)、実際に観ていてやはり面白くなかった。好みの問題かもしれないが、日本の映画には常識を観客に求めすぎている部分が大きいので はないかと思う時がある。もっと映画というメディアで表現してくれというのが観客のわたしの立場だけど。

 文学的な呼吸をもう少し捨ててもいいような気がする。

 ただひとつ。メインじゃないのに、ものすごく感動を受けた場面がある。二十歳でチンピラになったその役が20年前の妊娠中の母とのシーン。レイプ されてできた子どもなのに、なんで産もうとするのか。かれの人生はなにひとついいことがないのにとお母さんに責めている場面。返ってきた答えが、ただそれ だけなのに、ぐっとくるものがある。それが一番最高な部分だ。

 あとは、どうでもいい。

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Posted in review at January 13th, 2009. No Comments.

読書:人生ベストテン


作成日時 2006年06月02日 22:03

 角田光代の書く恋愛は、ふたりの世界がはっきりしていて、どこか孤独が際立っているところがほんわか漂っているところが面白い。孤独の受け止め方は、どこか前向きな姿勢が彼女の主人公たちの魅力とも思える。

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Posted in review at January 13th, 2009. 1 Comment.