443 – 空の時間

出張が多くなると自然と空の旅も増える。

最近気になっていることは、飛行機に乗っている際にふくらはぎは疲れがたまる。乗る前に糖分を摂取しないほうがいいと言われて飛行機に乗ったらすぐ寝るようにすることにした。少し効果が見える。細かいところを省くが、要は消化に関わるのだろう。

空にいると、厳密にいうと飛行機に乗っていると、どうしても時間の使い方が気になる。たっぷり余った時間をどうにか有効に使いたい。だが、(格安航空はそんなサービスを提供しないが)殆どは映画を観たり音楽を聴いたりして寝るしかしていない。

昔は大量の書籍を運んだりしたこともあったものの、ページをめくる前に本を出しさえしないのだから、諦めた。

役に立つことがしたい。

それが本音だと分かったのばもう少し会社を興してからだった。なにが役に立つか。自分の勉学に励むのは当たり前だけど、飛行機に乗っていないと勉学しないなら地上にいても勉学しないに決まっている。結局は考えることにした。

そう、思考すること。

静かな時間なので、邪魔されずにまとまって思考できる。これはすごく幸せな時間だし、大好きなのだ。やりたいこと、未完なるもの、整理すべきアイデア。いろんな整理整頓ができる。

地上にできないかというとそうでもないけど。中断されるインターネットがないことはおそらく一番の原因かもしれない。

夢想することは実現したいものだ。特に夜の時間帯に着陸すると光に満ちたオレンジ色の夜景は現実に連れ戻された感触もなかなか素敵だと思っている。

旅ガラスはきっと私と同じで色んなことを考えているに違いない。

via PressSync

255 – 一期一会の別れ際

来週の火曜日がレストランでの最終日となる。

挨拶しておきたい常連さんたちは、私の都合で店に来ないので、どうしようかと思っていた。

今日は先日ご主人がお亡くなりになった奥さんが友だちとご来店になった。来ていただかないと絶対挨拶する機会がない方なので、嬉しかった。

帰りにそれを伝えると、「ガイジンみたいに」ハグしてくれて、今までの苦労が全て報われた思いがして涙がでるほどだった。

終わる頃に一番挨拶しておきたい常連さんが3週間ぶりにご来店頂いて、途中で東京に引っ越しちゃうことをお伝えした。

最初は他の店に転職と思われた。だが、事情を説明して、しばらくは稼ぎと食べ歩きしてから、いずれは店をやりたいと言った。

「ずっとあなたのファンですよ。あなたは必ずいい店をやると思っていますよ。わかるわよ」

まだ作ってもいないし、店を経営したこともないのに、そう言って頂けるお客様がいらっしゃることは、私はやることが多すぎて恩返しするまでにはしねないのだと思った。

遠い先には、光る星があって、ちゃんとそれを見てくれている人がいることを私は教わった。

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