438 – 海辺での時間

近年日本でお正月を迎える気分が全くなくなった。どこかちがう場所で過ごすのがいいと思うようになった。

その結果昨年は日本脱出計画をした。仕事を兼ねて。
喧騒なクリスマスを過ごさずに年末年始のハッピーニューイヤーの挨拶(それほどないけれど)もなく静かに海の波を眺めながらのんびりと砂浜を歩いていた。これが望んだのだったと思えるほど海は波が高かったけど、心は穏やかだった。風に吹かれながらも冷たくはなかった。

思えば若い頃良く海に行っていたものだった。潜ったり泳いだりサカナたちと戯れたりして浜辺の屋台店で夕日を被せたイタメシを頂きながらリーマン生活の脱出を瞑想していたことが多々あったのだ。

恐らく海は気持ちを清らかにさせてくれるだけでなく、考えなどを浄化してくれてもいるのではないだろうかと思ったことがあった。ほぼ同じ経験の人が同じ狭い社会でひしめき合いながら取るに足りないことを一生懸命に悩んでいたように——今になって——思えた。あれが精一杯の人生だった。

海辺で教えてくれたこと。海が静かに囁いでくれたこと。全てはとても大切な些細なことだった。

大事にしたいものだ。

via iPhone6s

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