424 – フェンスの中の時間

仕事でマレーシアに一週間ほど滞在した。

今回気づいたこと。うんと若い時にダメだったと思っていたことがだれかが実現して現実化したものが増えた。

例えば、住む家にフェンスなんかないところの環境がいいはずだ。でも、治安が良くなくて実現できそうにないと思っていた。

それができたのだ。目の前に現実化したフェンスのない庭園がだ。

より大きい住宅街の中にセキュリティを強化した警備員が巡回したりゲートがあったりするもの。中に住んでいる住民が安心できるように守られているコミュニティー。

だが、どうも違和感があるのにまたすぐ気づくはずだ。

生活圏の外側には、安全が未だに高価すぎる。

道で歩いていたらバイクにカバンを引っ張られて転んで怪我したり中には命を落とされたりする人もいた。

庭園の人気はますます高まる。内と外のギャップが埋まらないまま貧富の差がミゾの差異をあらわすものとなった。

日々の暮らしではそんな空気も感ぜずに私は、子どもの頃のように振舞っていた。

あの頃のように違和感があるままだ。だが、ここではないどこか自分の居場所があると思っていたのとは異質なものだった。

今感じた違和感は、ここはより貧しい国々の人々が集まるようになって、ますます私はここの人間ではないと思わされることだった。

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