402 – 能率手帳を買いましたか

年末年始になると、やりたいことがある。手帳コーナーでの新商品チェックだ。

いつから手帳を使い出したのだろう。思えば営業職に就いたばかりの時のことだ。

外見への自己投資に重きを重んじる営業職業というのもあって、今ふうでいうと多少、いいね! を押してもらえるようなお金を掛けているオシャレなサービス業。

今思えば、変な自己満足でしかなったのに、世間にはそれが心理学的効用があって働く人のカンフル剤とでも思われるのか、それがとても不思議に思ったのだ。

オシャレするのは嫌いではないものの、背伸びして外見で競い合うこと自体はあまり性に合わない。だが、少々心理学作戦を利用して相手に気持ち良くさせる程度ならまあまあと私も弱い人間のひとりだったのだ。

再就職や転職したばかりとかの経験者なら、同じ心境があると思うけど、急に投資できないので買い求めるものも安くなりがち。そこでいかにオシャレに見せるかの知恵を活かしついつい色々新調したわけだ。先々の給料をシャッキンして。未来が現在に対して寛大だねえ。

スーツからネクタイや靴下など上から下まではなんとかしのげるけれど、一つには参った。手帳だ。投資したことがなかったのだ。IT系などはキャンパスノートだったよ。

新しい就職先は、ハッタリが仕事みたいなもんで避けて通れなかった。営業マンはキャンパスノートは禁物だぜ。

安いのを買うのも許されないし自分もシャクだし、高いものを買ったってどうかなと思う自分がいて・・・、悩んだ結果妥協ラインをピシっと引いて買い求めた。

たかが手帳されど手帳。

これまでメールやらリマインダーやら全部パソコンを使ってきたものとしては、なんだか、自分の存在を否定している感が否めない。でも、歩合制の世界だから、これから稼ぐのだと自分に言い聞かせて。

翌日出社して会議に集まった席で、開口一番に部長に、ちっちゃい! と言われてしまったのさ。トホホ。

手のひらサイズじゃねえよ、男の営業マン。。。確かに。カワイスギかも。。。

結局7千円くらいでA5(普段A4の紙を半分折ったくらいのサイズ)のものを買い直したのだった。見開きでA4サイズより大きく、みっともなさもなく、商談テーブルの上で鎮座させておく。

もうひとつ。手帳に埋め尽くされたスケジュールを見せるのもシゴトという手帳の使い方。いわゆる成功する営業マン。時には穴埋めのために手帳をひらいて空き時間を自分に忙しくさせることもあった。何ということだろう。

年末年始のこの時期になると、本屋でついのぞいてしまうこともしばしばあったが、結局三日坊主ならぬだいたい3ヶ月満たずに一年間のうち殆ど書き込みきれなかった。

だが、手帳のカバーは、未だに愛用している。スケジュールの代わりに、320円のノートを買って、ミーティングや仕事のメモがわりになんでも書き込むことにした。

例えば、このブログも伝えたいメッセージをノートに色々と練りながらして、パソコンに作業を移している。最近はそんな使い方をしている。

能率手帳のコーナーでは、スケジュール帳は買わないもの、上質な紙のノートなどを手触り感を確かめるのは、もう年中行事となっている。

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