173 – 当たり前の時間

仕事から自宅に帰る道には子どもたちの学校を通ることになる。時間帯的には帰ってきているかなと思って通ってみることがしばしば。

当たり前のように帰り道で見掛けたら拾って一緒に帰ろうと思って学校の前を通ったら、息子がいた。同じマンションの良き友ヒロトくんとが一緒に校門を出たところでテクテク歩いて帰っているのを見かけた。気付かせていたら、お父さん、乗せて! と息子に言われた。

当たり前のように停まったままで待っていても乗って来ないので、はい乗って来なよ~と言ってやっと乗ってきた。

当たり前のように友だちを残してドアを閉めた。なんで? 友だちを誘いなさいよ! そう伝えるとドアを開けた。でも、口は閉じたままだった。さらになんでや? と言い、ヒロトくん、乗って来な~と私から誘った。恥ずかしいながら嬉しそうにヒロトくんは乗ってきた。

当たり前のように彼はドアが自動的に閉まる姿勢で車内側によけているのが見えた。うちタクシーじゃねえよ。ヒロトくんのお父さんはワゴン車に乗っているのを思い出した。ごめんね、自動じゃなくて。手で閉めるやつだよと教える。

家に着いた。駐車場に行くまえに、先に降りて、というと、ヒロトくんはドアを後ろにスライドさせようと模索している様子だが、開け方がわからない。息子に教えてと指示した。

当たり前のように降車して行った彼は息子と一緒にうさぎみたくぴょんぴょんして玄関に走って行った。

言葉が出なくても当たり前のように頭をぺこんとできるようになって欲しかった。

iPhone

Comments are closed.

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。